「オール電化」にせず、わざわざガスを引いた訳
2015/12/29
家を建てるにあてって、基本プランとしては「オール電化」が基本でした。
そこまで深く考えず決めてしまったのと電力小売自由化の動きなど、私が家を建てた当時とは状況も変わってきているので、あまり参考にはならないかもしれませんが、「オール電化」ではなくわざわざ余分にお金を払ってまでガスを引いた理由を簡単にまとめてみました。
電気のみに頼るのに不安があった
家の全てのエネルギーを電気のみに頼るという事は、電気代が高くなれば家計に直撃します。
関東大震災もあったので、「原発が止まる」「輪番停電」などの自体を考えた場合、電気代があがることは目に見えていました。
であれば、キッチンやお風呂などをガスでまかなうことで、電気代値上げに対する家計の直撃を少しでも下げることができるのではと安易に考えた次第です。
コンロの火力に不安があった
オール電化のキッチンで調理をしたことがないのですが、「火力不足」というイメージがどうしてもぬぐえませんでした。
工夫次第で火力を補ってうまく料理する方法もあるかと思いますが、クッキングヒーターで野菜炒めを作ったときに、野菜から出てきた水分が蒸発せずべちゃべちゃにしてしまうという苦い経験があったので、その印象がとても強く頭に残っています。
- 火が出ないから安全
- 凹凸がなくコンロ掃除がしやすい
など、明確に感じることができるメリットもたくさんあると思うのですが、火力不足による成果物(料理)の不出来はどうしても避けたいところでした。
ガスのない生活をしたことがほとんどない
自分も嫁もですが、オール電化で生活した経験がないので、経験から判断するとどうしてもガスがあったほうが良いのでは?という方向しか考えられませんでした。
- オール電化にするメリットがそもそもパッと思いつかない
- 逆にガスを使わないデメリットは、これまでに上げたようにパッと思い浮かぶ
- オール電化にしたときにかかる生活費(電気代)が予想できない
- 電気+ガスでかかる生活費の予想は容易にできる
- ガスファンヒーターならではの即効性のある暖房器具の便利さは手放せない
上記のように、単純な考えからするとどうしてもオール電化に対するプラスの要素が出てこなかったので、嫁とも意見が分かれることなく「ガスを引こう」という結論にいたりました。
二人とも細かな性格ではないので、もっと色々と調査をし、先々まで考えた上で出した結論ではないので、もしかすると利便性や費用において「オール電化」のほうが良かったということもあるかもしれません。
ただ今のところ「オール電化にしておけば良かった」と後悔はしていないので、あのときの判断は誤っていたわけではないのかな、と感じています。