初心者でも育てやすい!ラディッシュの成長過程 〜8日目以降収穫まで〜
2016/09/06
前回ラディッシュの成長過程の記事を書いてからだいぶ間が空いてしまいました。
その後、一応は無事(?)にラディッシュを収穫し、食べることができたのですが、想定していたよりもかなり細いラディッシュになってしまったので、失敗談を含めてまとめておきます。
収穫したラディッシュ
「ラディッシュ」とかろうじて呼べそうなのは上記写真の通り3株ほとでした。
しかし、その3株も写真の通りかなり細くなってしまい、思っていたラディッシュのまん丸とした形とは程遠い結果となってしまいました。
大きさも大きさだったので、スライスしてサラダにして食べたのですが、そこそこ辛味がある味でした。
正直、ラディッシュってあんまり食べたことがなかったので、あの辛味のある味が「成功している」のか「失敗している」のかはわかりませんが、「味がなく、まずくて食べられない」とかではなかったので、まぁ良しとしましょう。
失敗したところ
今回、ラディッシュがこれほど細くなってしまった原因は明らかでした。
前回の記事の写真を見ても明らかでしたが、以下2つが主な原因と考えています。
種と種の間隔
一つ目は、種と種の間隔です。
プランターに入れた土に、手で溝を作り、その溝に対して種が入った袋をそのまま傾けて、まるで「ふりかけ」をかけるかの如く種まきをしていました。
その結果、溝一列に隙間なく種が並んだような形になり、芽が出てきた当初こそ「いっぱい芽が出てきてすげ〜!」と感動したのですが、愚かな初心者丸出しでした。
その後、あまりに密集していたため、大量に「間引き」をすることになったのですが、あまりに量が多すぎたため「間引き」も間に合わなかったのでしょう。
一つ一つのラディッシュに栄養が行き届かず、結果として写真のような「ヒョロッ」とした形になってしまったのだと思います。
種を埋めた深さ
二つ目は、種を埋めた溝の深さです。
種の袋の裏に書いてあった「種を埋める深さ」を、これくらいでいいだろう!と目分量で適当に図っていました。
その結果、深さが足りていなかったんだと思います。
8日目以降、ラディッシュの芽の「根本部分」が赤みががってきていたのですが、本来であればその部分が土に埋まっており、徐々に膨らんできてラディッシュの丸みを帯びた形に成長するはずでした。
ところが、深さが足りていないために、膨らんでくるはずの部分が土から完全に出ており、なかなか膨らみませんでした。
途中からこれは土から出すぎなのでは?ということで、周りの土をかき集めてかぶせるようにしましたが、時すでに遅しで、中には乾燥してひび割れてしまっているようなものもありました。
その結果、ラディッシュが膨らみきることもなく「ヒョロッ」とした形になってしまったんだと思います。
最後に
当初は種まき後にすぐ芽が出てきて、葉も2枚〜4枚と出てくるし、茎も伸びてくるし、ということで非常に順調に滑り出したと思っていました。
ですが、それは単なる思い違いで、種まき時点で既に失敗していたんですね。
後々の収穫に至るまでの工程を考えることなく、適当に種まきをした結果、思った成果を得ることができなかった。
まるで「後先考えずに適当な営業をして受注した結果、プロジェクトが炎上し、納品も運用もうまく行かなかった」という何処かで聞いたことがあるような、そんな悲しい気持ちになってしまいました。
たかが家庭菜園といえども、それぞれの工程にきちんと意味があり、最終のゴールを明確にしておかないとうまくいかない、ということを身を持って実感しました。
「ハツカダイコン」とも言われるラディッシュであっても、収穫するまで二十日以上はかかるので、改めて一から育てるとなるとまた二十日以上を要してしまいます。
そんなわけで、はじめの種まきで収穫結果は大きく変わってくる!ということを胸に、今度は同じ過ちをおかさないように気をつけて、「ラディッシュ第二期」の栽培を始めました。
今度こそはまんまるのラディッシュができればいいなぁ。