【新築の間取り】小さな子供がいる家庭で注意するべきポイント
我が家の次男は今1歳5ヵ月なのですが、自分でできることも増えてきて、やってはいけないこととわかっていながらも「あぁ~あ」と言いながらやんちゃばかりを繰り返しています。
そんな小さな子供がいるご家庭で、新築の間取りを考える際に実際に住んでみないと見えてこないようなポイントとなる部分をまとめてみました。
子供が小さい間だけ注意すべき点かもしれませんが、自分が間取りを考えているときは一切こういった発想がなかったので、参考になればと思います。
注意すべき観点
1歳くらいになり、よちよち歩きができるようになると、ものすごく行動範囲が広がります。
今まで手が届かなかったところに手が届いたり、登れなかったところに登れるようになったりと、少しでも目を離せば何をしだすかわかりません。
間取りを考える上では「どんな家事をしていても必ず目が届く範囲に子供がいるような間取り」にしたいという話は割とよく耳にする内容だと思います。
確かに自分が何をしていても子供が目の届く範囲にいる限り、危険なことをしていればすぐさま駆けつけて対応が可能なので、そうした間取りにできるのであればするに越したことはありません。
それと合わせて考えた方が良い観点としては、「どんな危険な作業、家事をしていても子供がそばに寄ってこれないような間取りか」という点です。
具体的な内容としては、
- 料理
- 洗濯
- アイロンがけ
の3つがあげられます。
それぞれ順番に対応策を含めてご紹介していきます。
料理
今まで手が届かなかったところに手が届くようになると考えられるのが、
- キッチンの上に置いてある包丁を触って落としてしまう
- 火をつけている鍋やフライパンに手が届いてひっくり返してしまう
などです。
料理をしているときに子供が大人しくリビングで遊んでいたり、テレビを見ていたりするといいのですが、なかなかそうはいきません。
料理をしているところに近寄ってきては、色々ちょっかいを出してきます。
料理をしながら、子供がキッチンに入ってこないようにしておくことは至難の業だと思います。
子供がキッチンに入ってこないようにする簡単な方法としては「ベビーゲート」の設置が考えられますが、キッチンの場所や形状(アイランドキッチンなど)によってはこの「ベビーゲート」が設置できない場合もあるかと思います。
何も考えずに間取りを決めてしまってからではどうしようもなくなってしまう可能性もありますので、「キッチン周り」について考えるときは「どうやって子供の接近を防ぐのか」という観点でも考えていただければと思います。
洗濯
続いては、洗濯物を干す場所に関してです。
我が家もそうなのですが、「2階のベランダ」が洗濯物を干す場所になっている家も多いのではないでしょうか。
「2階のベランダ」に洗濯物を干すということは、
- 洗濯物を干している間、小さな子供は目の届く2階に連れていく
- 1階で遊ばせておいて、急いで洗濯物を干す
のいずれかになると思います。
洗濯物の度に2階へつれて上がるのも手間がかかるし、かと言って一人で1階に置いておくのも心配だし・・・ということで、悩みどころかと思います。
1階に洗濯物が干せるのであれば、自身が歳をとった時のことまで考えればベストなのかもしれませんが、土地の大きさや場所によっては難しいこともあると思います。
「洗濯物を干しているときに小さな子供はどうするか」という観点でも考えていただければと思います。
また、リビングに2階への階段があるご家庭は別の観点でも注意が必要です。
子供が勝手に階段を上り下りし始める時期がいずれ来ます。
そうした時にキッチンと同じく「ベビーゲート」が活躍するのですが、階段の形状が特殊だったりすると「ベビーゲート」が取り付けられないという事態も発生するかもしれませんのでご注意ください。
アイロンがけ
間取りを考える時点ではほぼ考えることがないかと思いますが、「どこでアイロンをかけるか」ということも想像できていればベストです。
キッチンと同じく、アイロンをかけている時に子供が寄ってくることが多いので、「アイロンはどこどこでかけるから子供の接近は考えなくても良い」だとか「どうやって接近を防ぐのか」を考えた上で間取りに反映していただければと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
間取りを考えるときはついつい夢のマイホームに心を躍らせて、自分たちのことを中心に考えてしまいがちだと思いますが、住んでみて初めて気が付く点も多いのが実際なので、上記観点も参考に最高の間取りを考えてもらえればと思います。