リビングに階段を作るべきか否か
2016/02/14
「自由設計で家を建てる」あるいは「建売の家を買う」のいずれの場合でもそうですが、リビングに2階への階段があるべきか否かは、設計や購入時に考えるポイントの一つになると思います。
自由設計した我が家はリビングに階段を作ったのですが、自分の実家はリビングに階段がない建売の家に引っ越しをしたので、両方の視点で実際に住んでみてどうだったかをご紹介したいと思います。
こちらも合わせて参考にしてください。
リビング階段の良い点
子供と顔を合わせる機会が増える
リビングに階段を作ることで、子供部屋に行くためには必ずリビングを通らなければいけません。
子供が小さいうちは関係ありませんが、反抗期ともなるとコミュニケーションを取る機会も減ってくると思われるので、外から帰ってきて子供部屋に行くまでに必ず顔を合わせるような動線になります。
こちらは嫁の要望だったのですが、知り合いの奥さんも同じような要望があるという話を聞くので、割りとどこの家庭でも似たような要望があるのではないでしょうか。
1階と2階でやりとりができる
こちらは部屋の作りにもよると思いますが、リビングに階段があると2階にいても1階から少し大きい声を出せばやり取りができます。
よくある光景としては、嫁がキッチンで料理をしていて「できたよ〜」と少し大きめの声で集合をかけているシーンでしょうか。
逆に2階のベランダで洗濯物を干したりしていて、用事がある時に2階から用事を頼まれるということも多いです。
リビング階段の悪い点
部屋が温まりにくい
床暖房とガスファンヒーターをつけても部屋全体があたたまることがありません。
2階の窓を開けているわけでもないですが、2階から冷たい空気が階段を伝って降りてきます。
部屋全体を温めるにはエアコンの暖房をつけることになります。
今年引っ越しをした自分の実家はリビングに階段がないのですが、何も暖房をつけていなくても温かいのには驚きました。
逆に夏場は少し暑いかもしれませんが、冬はリビングに階段がないほうが部屋全体が暖かいです。
子供が階段を上り降りして遊ぶ
3〜4歳にもなるとそれほど問題もありません。
一番危ないのが、つかまり立ちし出したタイミングです。
階段の高さがちょうど掴まれる高さであり、足を少し上げれば登れる高さなので、少しづつ登ろうとします。
リビングで遊ばせていて少し目を話した隙に、階段を一段登っているなんてことも良くあります。
ここは階段前にものを置くなり、柵を設置するなりの対策が必ず必要です。
まとめ
こうしてまとめてみると、家族構成によってリビングに階段を作るべきか否かが変わってくるのかもしれません。
20〜30歳台で小さな子供がいる家庭であれば、子供の階段の上り降りの危険性があったとしても柵をつけるなど対策ができるので、冬が少し寒くてもリビング階段の方がいいかもしれません。
それ以上の年配の家族構成であれば、リビングに階段があるメリットがそれほどないので、冬場の暖かさを考えれば、リビングに階段がないほうが良いのではないでしょうか。