ペンドリブン

1985年生まれ 仕事・家庭・etc. 雑記

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【書評】マーケティング入門にオススメ!の本

   

営業職になったから?には、マーケティングを学ばないわけには行かないだろう!と言うことで勉強。

  

何故マーケティングか?

「何かを売る」となった時、売る物が何なのかによって売れる時期や場所、買ってくれる人は全く異なります。

暑い沖縄では、こたつを買おうという人はなかなかいないでしょう。
ご飯を食べたばかりの人に、おいしい駅弁だから!といくら進めても買ってはくれないと思います。

どんどん売れるものであればマーケティングを意識する必要もないかもしれませんが、いざこれまで売れていたものがパタリと売れなくなったとき、初めて直面するのがマーケティングなのかもしれません。

今の職場は「営業戦略」「営業戦術」など、組織として明確なものがあまりなく、現場に自由に任せている形です。

「自由」といえば響きはいいですが、逆に言うと自らが必死になって考え、こうして行こう!というものがなければ一向に受注も売り上げも上がることなく、ただただ時間だけが過ぎて行ってしまいます。

前職はシステムエンジニアでしたが、営業がどんな営業活動をしているかが全く見えず、受注が伸びない話を耳にしては「失注の原因は何なのか?」とか「このバージョンアップの要望を対応すれば本当に売れるのか?」というマイナスの疑問ばかりを持っていました。

何も考えずに計画もなくやみくもに営業活動してるから、受注も伸びないんじゃないの?というように、営業に対して良い印象を持っていませんでした。

それがいざ営業になってみると・・・組織の問題や個人の問題など、営業活動をするうえでも色々な問題があり、一筋縄ではいかないことを実感しました。

ウォーターフォール型の開発で要件定義以降を主に担当していた人間としては、ゼロから仕事を作りつつ目の前の目標達成や5年後を見据えた営業活動などを日々展開していかなければいけないという仕事の大変さを日々実感しています。

マーケティングの入門にオススメの本

そんな状況の中、これまで以上にマーケティングに興味が沸いてきました。

これまでも実践向けの方法が紹介されているようなマーケティング本を購入して読んだりしたことはありましたが、今回ご紹介する以下二冊は「The マーケティング」というイメージよりかは、読み物としても先が気になって一気に読み進められるうえに、マーケティングの初歩を学べる、というそんな本です。

USJという大阪に住んでいる身としては非常に身近な(とはいえ頻繁にはいけませんが)テーマパークの「マーケティング本部長 森岡毅」さんが、「どのようなモチベーション」で「どのような方法」を用いて仕事に打ち込み、その結果、USJをV字回復させることができたのか?

この本を読んだ後は、USJやUSJのテレビCMを見る目が少し変わり、単なるテーマパークとしての興味とは別に、ビジネス視点での興味も沸いてくるようになる、そんな二冊です。

「このアトラクション、このCMのどこにマーケティングの肝があるのか?」

営業職だけでなく、社会人として読んでおくべき本だと思いましたので、読み物としても面白いですし、マーケティングに興味がない方でも楽しんで読んでいただけるのではないかと思います。

「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」

「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」

まとめ

「統計学」「マーケティング」「××学」など、本のタイトルにそうした用語を使ってしまうと興味を持っている人だけにしか手に取ってもらえないのかもしれません。

社会人としてどのような職種であれ、「自分には関係なさそうだから~」と身に着けるべき知識を取捨選択するのではなく、もう少し広い視点で好奇心旺盛に色々なことを学ぶ姿勢は大切なのかもと感じる今日この頃です。

上記二冊も、より多くの人に「マーケティング」を知ってもらいたい(もちろん売れてほしい)からこそ、「マーケティング」という単語を大々的に使わずに、「USJ」をベースとしてタイトルを考えたのかな?と勝手ながら妄想しています。

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